プロットエリア環境設定

プロットエリアの余白領域

プロットエリアの周りの余白などを調整する際に maroma を利用する。

par(mar = c(3, 3, 3, 2))   #下、左、上、右の順
par(oma = c(3, 3, 3, 2))   #下、左、上、右の順
オプション意味
marプロットエリア外側の座標軸を含むマージン部分の余白を指定するときに利用する。下、左、上、右の順で指定する。
oma座標軸よりも外側にある余白を指定する際に利用する。下、左、上、右の順で指定する。

プロットが一つの場合の、余白領域を図に示すと次のようになる。

marやomaが示す余白領域

次に、mfrow を利用して 2×2 の図を描いた時の余白領域は次のようになる。

marやomaが示す余白領域,複数図の場合

余白領域の利用

マージン領域内にあるグラフのタイトル、x 軸、y 軸の名前などは、各関数が用意されているオプションを利用して付ける。

plot(data, xlab = "X", ylab = "Y", main = "TITLE")
boxplot(data, xlab = "X", ylab = "Y", main = "TITLE")

一方、マージン領域内の他の箇所に文字列等を書く場合は mtext などを利用する。

mtext(
  "The figure is ...",    # 文字列
  side = 3,               # 1:下側、2:左側、3:上側、4:右側
  line = 1                # マージン領域の何行目か(上図中のLineを参照)
)

マージンよりも外側にある余白に文字列を記入したい場合は、mtext の outer に TRUE を指定する。

mtext(
  "The figure is ...",    # 文字列
  side = 3,               # 1:下側、2:左側、3:上側、4:右側
  line = 1,               # マージン領域の何行目か    
  outer = TRUE
)