ヴァイオリンプロットは、データの分布などを表現するプロットである。中央値、四分位点のほかに、データの分布密度も同時に確認できるプロットである。ヴァイオリンプロットを利用するために、vioplot パッケージをインストールする必要がある。
install.packages("vioplot", dependencies = TRUE)
vioplot の基本的な使い方
vioplot
を利用てヴァイオリンプロットを描く例。ボックスプロットがマゼンダ色に囲まれたグラフになる。マゼンダ色の領域はデータ分布の密度を表す。次のサンプルは正規分布に従うデータであるため、マゼンタ色の領域は中心が広く、両端が狭くなっている。
library(vioplot)
x <- rnorm(1000, 10, 1)
y <- rnorm(3000, 13, 3)
z <- rnorm(5000, 15, 5)
vioplot(x, y, z)
項目名を付る場合は names
引数に与える。
vioplot(x, y, z, names = c("X", "Y", "Z"))
vioplot の色変更
vioplot
は boxplot
のように色の変更は簡単ではない。項目別に色を塗り分けたいとき、複数回 vioplot
を実行してこれらを重ね合わせる。
library(vioplot)
x <- rnorm(100, 100, 90)
y <- rnorm(100, 130, 80)
z <- rnorm(100, 250, 70)
plot(0, 0, type = "n", xlab = "", ylab = "", axes = FALSE,
xlim = c(0.5, 3.5), ylim = range(c(x, y, z)))
axis(side = 1, at = 1:3, labels = c("X", "Y", "Z"))
axis(side = 2)
vioplot(x, at = 1, col = "orange", add = TRUE)
vioplot(y, at = 2, col = "seagreen", add = TRUE)
vioplot(z, at = 3, col = "blue", add = TRUE)